文楽 女殺油地獄 観てきました
文楽、初体験です。国立劇場の小劇場に行って、「女殺油地獄(おんなごろし あぶらのじごく)」を観てきました。
近松門左衛門の「世話物」の人形浄瑠璃です。
人形が演じるとはいえ、ぐいぐいと引き込まれます。太夫、三味線、人形使いの三位一体の迫力とライブ感。
人形の表現力にはビックリしました。歩き方、顔の動かし方、しぐさ……。それぞれの役が、それぞれ個性的で、性格のある動きなんですよ。
放蕩不良の与兵衛は、本当に「どうしようもないヤツだなあ」といういい加減ぽさがしぐさからもわかっちゃいます。また武士は武士らしく、おかみはおかみ、娘は娘らしいあどけなくかわいい動きをします。単に人間のように生き生きしているだけでなく、そのキャラの性格まで含めた動きを感じることができました。
この「女殺……」では、油屋で、油にまみれながらの壮絶な殺しの場面がみどころになっています。
いや、これがすんごい迫力! 本当に殺人現場を見ているような、ドキドキハラハラ。しかも、殺そうとする男、殺されそうな女が、油のなかでズルッズルッと滑りながら必死に追い、追われる様子が、激しい激しい。
女を追いかけまわす途中、男が刀を持ってハアハアと息を切らしながら柱にもたれているシーンがあるんだけど、もうジェイソンなんかより、よっぽど怖い。
人形なのに、そういう細かい部分までカンペキな動き。生きてるようにしか見えなかったです。
逆に殺された女の役。人形使いたち人形を置いて舞台袖にかくれてしまうと、さっきまで生きていた感じだったのに、もう、これ、立派な死体。人形というより、死体にしか見えなくてこれもまた怖い。
写真は今回購入したパンフレットです。また文楽、行ってみたいと思います。
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