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『蒸発父さん』を読む

タイトルがいいですよね、『蒸発父さん』。

蒸発父さん-詐欺師のオヤジをさがしています Book 蒸発父さん-詐欺師のオヤジをさがしています

著者:岸川真
販売元:バジリコ
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映像学校に通う青年が、卒業作品として、「自分と家族を捨てて消えた父親を探すドキュメントムービーを撮影しよう!」とするところからストーリーは始まります。

一緒に卒業制作をするムービー仲間をつのり、母の証言から、父と母のなれそめなどを取材。

ところが父親探しが進むにつれ、青年にとっての取材が「ムービー撮り」よりも「父親探し」に軸が移っていきます。

顔も覚えていない父親に対してそこまで興味があったわけではないのに、だんだん、父親の実像を求めていく気持ち。

情報のピースを少しずつつなぎ合わせていくなか、見えてきた父の実像は、証言者たちいわく「知らないほうがいいんじゃないか」「探さないほうが幸せなんじゃないか」というもの。

このロードムービー的展開、自分も彼の父親探しに参加している気分になります。

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