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『和宮様御留』を読む

大河ドラマ『篤姫』もいよいよ終盤に入ってきました。来年の直江兼次は妻夫木聡の主演、再来年の坂本竜馬は福山雅治が主演だそうで。月9かと思いましたよ。

さて、『篤姫』の中で、堀北真希が演じている和宮。和宮降嫁といえば、中学や高校で学んだ日本史の中で公武合体政策として習った記憶があります。

そんな公武合体のために降嫁する和宮が、実は偽者だった!……というのは、結構ひろく知られている仮説です。

今回読んだ有吉佐和子の『和宮様御留』は、そんな説を下敷きにした物語。公家のした働きをしていたフキが、あるとき何もわからないまま別の屋敷へつれていかれ、和宮の代わりの生活をさせられ、そしていよいよ替え玉として江戸へ下っていくのだが……というストーリーです。

和宮様御留 (講談社文庫 あ 2-1) Book 和宮様御留 (講談社文庫 あ 2-1)

著者:有吉 佐和子
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和宮の母である勧行院や、侍女たちの描写などが生き生きしており、また、時代考証的に当時の公家の生活がわかるので、これまた面白いです。

和宮本人ではなく「和宮」という記号を背負った女たち、そして、その記号の秘密を守る女たちの運命が、悲しく描かれています。

文庫本ですし、先が気になるので、すぐに読み進めることができそうなものですが、なぜか速読できませんでした。たぶん、有吉氏の文章が、よい意味で濃厚だったからなのではと思います。(難しいという意味ではありません)。

「篤姫」ブームの今こそ、あえてそのブームに乗って、こういうのを読むのもよいのではないでしょうか?

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