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「私の男」を読む

私の男

買ったきっかけ:
日曜の朝日新聞の書評を読んだときから、「あ、いいタイトルだな」と思っていました。すると、その日、夕食を一緒にした友人から、すすめられて。偶然ですが、貸してもらうことに。

感想:
構成がすばらしい。登場人物などは少なく、あっという間に読めるのですが、各章、語り手をかえつつ、現在と過去が交錯します。
結婚を前にした娘と、彼女の義父(といっても若いんです)、娘の婚約者。最初はそんな設定ですが、娘と義父の過去にさかのぼっていくごとに、ストーリーは面白くなっていきます。二人の秘密が、少しずつ見えていくのですが、それがなんとも、せつない感じ。

おすすめポイント:
娘の名前が腐野花、ですからねえ。すごいよね。彼女は奥尻の災害孤児だったという過去をもっています。東野圭吾の「幻夜」を面白いと思ったひとは、これもきっと面白いはず。
書評を読んだときには、父と娘という関係に、ちょっとヒク感じがあったのですが、実際に読んでみると、もっと純粋というか、せつないというか。タイトルに表れてますよね。「私の男」というタイトルが、女性なら誰しもが持つ、プリミティブな情念を表現しているように思います。
そういう意味では装丁もよくできてますね。

かなり面白いし、これからも話題になるであろう作品でしょうから、もっと詳しく書きたいんだけど、いちおう、ミステリだから、あまり書くとネタバレになっちゃうので、控えます。


私はかなり面白いと思います。高評価。オススメ。
あ、でも娘のいる男性には、ややフクザツか??

私の男

著者:桜庭 一樹

私の男

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