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私の夏休み課題図書は「冷血」

金曜日と月曜日に休みをとって、4泊5日で札幌に帰っていました。まあ、先日までの日記をご覧いただければおわかりのように、ほとんど「食べて」ました。ビバ! 北海道食!

で、食べていない間はなにをしていたかといえば、読書。夏休みといえば読書でしょう。夏は各出版社も名作を押す時期。旅行には常に本を持っていく私ですが、今回は新作ではなく、旧作の、名作といわれるもので、まだ読んだことのないものにしようと決心しました。

で、選んだのが、トルーマン・カポーティの「冷血」。

冷血 (新潮文庫)

買ったきっかけ:
三省堂で並んでいた名作たちをウロウロと見ているうちに、どうしても気になって。カポーティといえば、「ティファニーで朝食を」が有名。本人がゲイであることもよく知られています。

感想:
面白かった! 登場人物を把握するまでがちょっとメンドウでしたが、それさえクリアすれば、非常によくできています。とある一家惨殺をめぐる、ノンフィクション風な書き方ですが、まるで、今はやりのアメリカ群像ドラマを見ているよう。登場の場面がすくない人物であっても、その人のバックグラウンドが必ず描かれています。
犯人があらかじめわかっているのですが、その犯人がなぜ犯行にいたったのか、そしてどんな処罰をうけるのか…。その事件をめぐる村の人々のくらしや人間関係など、かなり詳細です。後半は寝る間も惜しんで読んでしまいました。

おすすめポイント:
これで人物の名前の表とかがついてたら、もっと読みやすいのになあ。名で書かれていたり、姓で書かれていたりで、途中「あれれ、これダレだっけ?」ってこともあります。
というわけで、登場人物を、外国人俳優を思い浮かべて、勝手にキャスティングするととても面白いと思いますよ。

そうそう、パトリシア・コーンウェルとか、T.Hクックとかが好きな人なら、ぜったいオススメ。というか、そういう作家が好きなら、きっととっくに読んでいるんだろうな(笑)。

とある田舎でおきた一家惨殺という事件をとりあげているので、ある意味、出版された当時よりも、今、この時代のほうが、ピッタリとくる小説だと思います。

冷血 (新潮文庫)

著者:トルーマン カポーティ

冷血 (新潮文庫)

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