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「吉原手引草」を読む

直木賞を受賞した「吉原手引草」を読み終えました。

吉原手引草 Book 吉原手引草

著者:松井 今朝子
販売元:幻冬舎
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時代モノが直木賞なんて、ちょっと地味だなあ、なんて思っていたけれど、かなりすんなり読めて、面白かったです。私、結構、江戸文化や武家文化が大好きなんで(ええ、大河ドラマも好きですわよ)、とても興味深く読みました。
とある事件(事件の全貌が見えないまま、話が進んでいくのですが)をめぐって、吉原にかかわるさまざまな人々がひとり語りで、証言をしていくんです。いわば、インタビュー取材集。茶屋の女将もいれば、芸者、若旦那、などなど、それぞれ、一人ずつ、その事件の主役である「花魁 葛城」について語ります。
やはり、花魁とそれ相応の関係になるのは、なかなかハードルが高かったんだなあ。いきなりいって、ねんごろになんかなれないんだなあ。吉原っていうのもピンキリなんだなあ。そして、花魁ってのも、器量だけでなく、頭のよさや機転も必要だったようで。

江戸文化に造詣がふかくなくても、楽しめますが、この「吉原遊郭のシステム」ってものについて、知っていたほうが、話がスムース。私は、映画にもなった「さくらん」のマンガ(以前もここで紹介したけど)を読んでいたので、花魁システムを理解していました(笑)。

さくらん Book さくらん

著者:安野 モヨコ
販売元:講談社
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これは土屋アンナちゃん主演で映画になっていてDVDレンタルも始まったようなので、読み比べ、見比べしてもおもしろいかもしれません。

ついでに。「証言集 人物浮き彫り式 小説」といえば、これもよかったかも。

ニシノユキヒコの恋と冒険 Book ニシノユキヒコの恋と冒険

著者:川上 弘美
販売元:新潮社
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川上弘美ってあまり読まないけれど、これは、偶然とはいえサッカー好きならつい、反応してしまう名前「ユキヒコ」、ついでに「ニシノ」が入っていたので気になって、読みました(笑)。ユキヒコと恋愛した女性たちが、それぞれ、彼の人物を語る話。高校時代の彼女とか、年上の彼女とか、まあ、そういう人たちが、「ユキヒコは…」とか「ニシノくんは…」といった感じで、1章ごとにでてきて語るんです。まあ、気になったらよんでみてください。

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