« サポーターの「木の芽どき」 | トップページ | 海外出張 »

京都の青春小説

年始に読んだ本のうち2冊は、「京大に通うモテない男」を主人公にしたもの。友人のすすめです。どちらも、京都を舞台にした青春小説。しかし、サワヤカではない(笑)。青春小説っていうと、恋や友情が甘くほろ苦く描かれるものという印象がありますが、現実の青春ってそんなもんじゃないですよね。片思いしてモンモンしたり、モテないもの同士が集まってグチグチ言ったり、熱心な恋が相手にとってはストーキングだったり。むしろ、「ほとんどが苦く、ほろ甘い」くらいではないでしょうか。あまり思い出したくない、恥ずかしいものだったりもします(笑)。

そんな青春を送る、男の子。昔でいうなら「赤頭巾ちゃん気をつけて」の庄司薫みたいな。ついでに紹介しときます。

赤頭巾ちゃん気をつけて Book 赤頭巾ちゃん気をつけて

著者:庄司 薫
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

と、話をもとにもどし。ではそのおすすめ2冊を紹介。

鴨川ホルモー Book 鴨川ホルモー

著者:万城目 学
販売元:産業編集センター
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これはかなり面白かった! 「ホルモー」という言葉に「?」と思うと思いますが、気にせず読むと、よいです。京大のほかの大学もでてきます。とあるサークルに属した男女たちの話ですが、じつはちょっとファンタジー小説。小鬼(式神?)のようなものたちがでてきます。安倍晴明じゃないけど、神社とか儀式とか、小鬼をあやつるための言葉、とかがでてきます。ネタバレしたくないので、あまり書きませんが。そういうファンタジー部分と、「そうそう、大学のサークルってこんな感じだったな」みたいな現実が共存する小説です。

次はこちら。

太陽の塔 Book 太陽の塔

著者:森見 登美彦
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

大学生活に「まったく華がない」男の子に、彼女ができたけれど、その彼女にふられた後も、彼は純粋に彼女を研究する…。(それって、ストーキング??)。でもなんだか切なくて笑えたりするんです。狭くて汚い下宿に、やおら男同士が集まって、「恋にうつつをぬかす一般の男女を批判」したりするんですよ。ますますモテるわけがないのですが、すごく青春っぽい。イケてない男の子の青春です。笑えて、ちょっとイタイ感じが面白いです。そういえば、大学のころの文系のサークルにいたほとんどの男の子たちって、こんな感じだったかもな。(該当者、ごめんよ)。

|

« サポーターの「木の芽どき」 | トップページ | 海外出張 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/105589/4988559

この記事へのトラックバック一覧です: 京都の青春小説:

« サポーターの「木の芽どき」 | トップページ | 海外出張 »