『ジェノサイド』を読む

お久しぶりです。
ツイッターやFBでは、なにかとつぶやいているのですが
ブログを書くのはじつに久しぶり。

まあ、それだけきちんとした本や、映画を観ていない、
ということにないますが。

今日ご紹介するのは、今年の注目の書籍、高野和明「ジェノサイド』。

エンタテイメント作品ですが、かなりよくできています。軍事、地理、文化人類学、薬学、戦争、アメリカの政治などなど、それぞれに生半可な知識では、かけない小説です。

あんまり書くとネタバレになっちゃうから、あらすじを面白くはかけないですが、許して〜。(今朝の王様のブランチに、高野さんが出演していたけど、そうそうネタバレしたよ)。

主人公は大きく分けて2人。父の遺志をついで新薬をつくろうとする大学院生と、不治の病の息子をもつ、アメリカの傭兵。

舞台は3カ所。日本、アメリカ、アフリカ。


「なにか」を駆除(殲滅?)させるために、アメリカの軍事のプロたちがアフリカへ送られます。その「なにか」はアフリカの少数民族に関わりがあるようで…。

一方、日本ではとある大学教授が急逝し、その息子が父が残した謎の使命を受けます。これがまたとんでもない話で、不治の病とされる病気の薬を制限日数内につくらなければならないらしい。しかもその父の残したPCなどを巡って、警察や謎の人物から追われることに…。

アメリカ(大統領以下、国防総省やFBIも登場)からの指示を受けた軍事のプロたちと、その「なにか」が出会って少しずつ関係が見えてくるんだけど、最後まで、はらはらどきどき。

ゲリラ戦と、最新兵器戦と、IT戦、という3つの戦争映画をみているみたいな気持ちになります。それに医療映画、SFの要素も。
日本の作家が書いたものというより、翻訳された冒険小説を読んでるみたいでした。

舞台ごとに章がかわるので、私はちょこちょこと読みましたが、谷原章介さんは1.5日で読んだそうですよ。


ジェノサイドBookジェノサイド


著者:高野 和明

販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
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松田直樹追悼 スカパー! 録画お願い

お願いがあります。

どなたかスカパー!に加入されている方、
13日、14日のこちらの番組

http://soccer.skyperfectv.co.jp/information/2011/08/sptv-05134204.html

を録画して、DVDもしくはブルーレイなど、貸してもらえませんか??

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松田直樹

ひさしぶりに、ブログを書きます。

でも、言葉になりません。

ごめんなさい。

自分の書いたブログのバックナンバーみながら、

まだ信じられない気持ちなんです。

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映画「イヴ・サンローラン」を観る

見終わったあと、ズーンとくる映画でした。

映画「イヴ・サンローラン」観てきました。美やファッションにかかわる方は、必見です。
ドキュメントフィルムな部分が多いのですが、知らないことがいっぱいありました。

他ブランドの方も、ぜひ、ご覧ください。偉大にして苦悩に満ちた人生が、生涯のパートナーの男性(!)ピエール・ベルジェ氏の静かなかたりで綴られます。
いろんな意味で切ない余韻の残る映画です。

http://www.ysl-movie.com/

18才でディオールのデザイナーアシスタントに、そして21歳でディオールのデザイナーに就任、22歳で生涯のパートナーに出会い、25歳でブランド設立。

でも兵役をきっかけに入院したこともしらなかったし、ドラッグにはまっていたことも知らなかったし、苦悩にみちた鬱状態の日々のこともしらなかったし、美術コレクション(彼の死後、クリスティーズでものすごいオークションにて処分されるのでした)のことも知らなかったし。

ファッションとファッションピープルが偉大すぎた時代の、「時代と寝た男」の人生です。

ドキュメントのパワーと説得力はすごいね。

男性にも女性にも、観てほしい。

デザインが世界を変える力がもっともあったころの、フランスの国宝的デザイナーの生涯です。

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映画『わたしを離さないで』を観る

「ブログ、ぜんぜん書いてないじゃん!」的なことを、何人かの方からおしかりを(激励ですね)いただきまして。

今回は本でご紹介した、カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」の映画の感想です。
本はこちら。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)Bookわたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

著者:カズオ・イシグロ
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する


また、以前、書籍について感想をかいたブログはこちらです

コホン。さて、映画の感想。

ツイッターでも書きましたが、あの設定を具体的な映像でみると、なんとなくしらけるというか。そういう意味で、本のほうが100万倍いいです。映画が駄作というわけではないですが、映画向きではない、と。映画だけをみて作品を判断せずに、「本のほうがもっといい!」ということを多くの人に知ってもらいたいです。

いくつか具体的にあげると…

この小説の面白さは、近未来的な設定が「近未来的な感覚ではなく、日常的に描かれていること」だったりするのですが、映画で観ると普通に日常っぽすぎる。

本で読んだときには「なんでこの人たち、運命をこんなにあっさり受け入れているんだろう?」ということは気にならなかったけど、映画だと、どうしも気になる。

キーラ・ナイトレイの鼻の形が気になる。前髪があることで鼻が目立つんですね。

アンドリュー・ガーフィールドが演じたトミーより、子役の演じたトミーのほうがいい男だった。

キャリー・マリガンは、キャシーにあっているかもしれないけれど、美しくはない。

…キャスティングとしてはそんなに悪くないはずなんだけど、実際に映画を観ていると、こういうどうでもいいことが気になっちゃうんです。ほとんどこの3人でできているような映画なので。

映画、悪いわけではないんです。予告編だけみていると、いい感じですよ。よかったらチェックしてみてください。
公式サイトはこちら。

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「荒野」を読む

順番は不同になってしまいましたが、
「私の男」
「赤朽葉家の伝説」

に続いて、桜庭一樹の「荒野」を読みました。
私は友人から借りた単行本で読んだのですが、文庫だと2巻になっているようですね。

荒野―12歳ぼくの小さな黒猫ちゃん (文春文庫)Book荒野―12歳ぼくの小さな黒猫ちゃん (文春文庫)

著者:桜庭 一樹
販売元:文藝春秋
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荒野 14歳 勝ち猫、負け猫 (文春文庫)Book荒野 14歳 勝ち猫、負け猫 (文春文庫)


著者:桜庭 一樹

販売元:文藝春秋

発売日:2011/02/10
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「少女から、女へ…」と言ってしまうと、非常に陳腐なのですが、女性ならわかる、12歳から16歳くらいまでの、あのゆれる気持ちが見事です。

もう○○年も昔の、自分のことを、じわじわと思い出し、懐かしく甘酸っぱく、恥ずかしい気持ちや不安な気持ちを思い出しました。

主人公は「山野内荒野(こうや)」という、少女。父は恋愛小説家。(母はなくなっています)。

イニシエーションストーリーといえばそれまでですが、「少年が、大人の男へ」というのは冒険をしたり、なにか大きな出来事を乗り越えていくものが多いなか、これは違います。

少女が女になっていくのには、あまり大きな事件はいらないのだなあ、と思い出しました。

中学生になって制服を着たときの、微妙な居心地の悪さ。

身体の変化の不安。

いちばん美醜が気になる時期なのに、容赦なくでてくるニキビ。

男の子が、男の人になってきて、ちょっと気持ち悪く思う感じ。

男の子と女の子は、それぞれ同性グループとして単位ができていたのに、いつのまにかそれが解散して、男女カップルが単位になっていた、あのころ。

親も「男女」であることに、なんだかいや〜な気持ちになる瞬間。

父をめぐる女性たち(複数形)との関係も面白いです。


ほかの作品に比べての「軽さ」は否めませんが、女性は、読んでソンはないでしょう。

あの「いけていなかったころの、少女の自分」と出合えます(笑)。もう二度とない、あのサナギな時期。

(ちなみに主人公は、少女時代ならではの失敗的ストーリーが少ないです。そこが物足りなかった)。


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「漂砂のうたう」を読む

おひさしぶりです。

「最近、更新してないでしょ〜」と言われて、ああ、そうだったなあ、と。


ツイッターやらミクシィやらのほかに、フェイスブックまで登録しちゃったから、このブログの立ち位置がよくわかんなくなっちゃって。

まあ、基本的には、映画や本などの感想の備忘録的に使いたいと思います。


ブログのほうが長文にむいているもんね。


というわけで、主題。今年の直木賞受賞作品です。


漂砂のうたうBook漂砂のうたう


著者:木内 昇

販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


ひとことでいうなら「うまい!」


維新後の郭の、見世の入り口というピンポイントなところまで、タイムスリップさせらて、物語をすべて、この目で見てきたような気持ちになりました。

登場人物がすべて、癖があるんだけど、これがとても魅力的。しかも主人公の定九郎は、キャラが「中途半端」というキャラです。登場人物の中で、いちばん、迷い、苦しみ、その苦しみすら半端だったりするわけで。

それに比べて、郭の女達の凛としたところが際立ちますし、ポン太という噺家もなんともいえず味があります。


前半〜中盤までは、見世での日常が描かれていて、とくにさしたる事件らしい事件もありません。そこで人間関係や、習慣や、「維新後の郭での人間模様」がみえてきます。


後半にさしかかると、かなりドキドキする仕掛けが待っています。内容は言わないよ〜。


見たこともない、維新後の根津の郭が、頭のなかにどんどんひろがりますし、設定や台詞に齟齬のない徹底したキャラづくりと人物表現は、本当に上手いと思います。


江戸や時代ものが好きな宮部みゆきさんが、押しに押しての受賞、という噂も、本当かもしれないですね。杉浦日向子さんなき今、こうして、いきいきとえがかれる時代ものを書ける作家がいるというのは、私にとって大きなよろこびです。

ちなみに「木内昇」さんは「のぼり」さんなんですよ。1967年生まれの女性です。


ほかの作品も読んでみたくなりました。


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ルカンケ

白金台から、プラチナ通りをはいっってすぐのビストロ。

最近、仕事の人間関係で疲れていたので、親友kと一緒に、気晴らしディナーに行きました。

ちょっとガッツリめだけど、どれもおいしい。

パンと一緒に出てきた黒オリーブのタプナードがあまりに美味しいので、持ち帰り用が欲しいとリクエストしたら、分けてもらえました。

また行きたい店。

エスカルゴやリエットやカスレ。

また食べたいな。

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『赤朽葉家の伝説』を読む

昨日から一気に読みました。桜庭一樹の「赤朽葉家(あかくちばけ)の伝説」。2006年に初版で、そのころから本棚にあったのだけれど、なんとなく後回しになっていたのでした。もう文庫もでてるんだね。

赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)Book赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)

著者:桜庭 一樹
販売元:東京創元社
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面白かったです!
祖母、母、語り手である私。三代にわたる女性の物語。製鉄を営む、鳥取の旧家の女たち。

祖母・万葉は「千里眼奥様」と呼ばれる不思議な能力をもっているが、もともとは「葬」のときに山からやってくる、村人には「辺境の人々」とよばれる人々が村に置き去りにしていった娘。

それが赤朽葉製鉄の嫁に入り、長女として生まれたのが、毛鞠。美しく、強く育ち、中国地方を仕切るレディースのヘッドとなり…。

そして三代目が瞳子。ふつうの女の子。物語の狂言まわしです。

この祖母の時代の話、母の人生が、めちゃくちゃで面白い。不思議能力のある万葉が、山出しの娘から、最終的に旧家の大奥様になるのも面白いし、毛鞠の異母兄弟問題も含めた壮絶な人生も面白かった。

山崎豊子の「女系家族」もそうだし、古いけど里中満智子のマンガ「明日輝く」もそうだし、なんだか女系の何代かにわたるストーリーって、面白いよなあ。

寝取る女がでてきたり、製鉄所の跡目問題があったり、不思議能力によってもたらされた謎ときがあったり。エンターテインメント性の高さを感じました。

製鉄の衰退と、「赤朽葉」という名前、2代目である毛鞠の兄弟たちの名前(泪、鞄、孤独)が、なんともいえずストーリーに深みを与えています。

そういえば…、桜庭さんの「私の男」も面白かったし、主人公は「腐野花」という名前だったな。

私の男 (文春文庫)Book私の男 (文春文庫)

著者:桜庭 一樹
販売元:文藝春秋
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『アクロス・ザ・ユニバース』を観る

夜は観たいテレビもなく、ちょっと退屈だったので、「そうだ、友人から借りたDVDがあった〜」と、再生してみました。

こちらの「アクロス・ザ・ユニバース」。そう、ビートルズの曲名にもありますが、それと深いつながりのある作品です。

アクロス・ザ・ユニバース [Blu-ray]DVDアクロス・ザ・ユニバース [Blu-ray]

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2010/04/16
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ビートルズの曲がた〜くさんでてくる、ミュージカル風味な映画です。

そういわれると正直、イマイチな感じがするでしょ? 私もそう思っていました。

でもね、映画のストーリーがとてもよいのです。ボーイ・ミーツ・ガールなストーリーで、なんだかとっても青春なんです。

60年代から70年代へのアメリカが舞台なので、「反戦的な青春」も描かれています。

映画ですからもちろん、台詞もありますが、心情などはビートルズの曲で綴られます。知っている曲ばかりですが、いいシチュエーションでじっくり歌詞を噛み締めると、なんだかキュンとなります。ビートルズってたくさん曲があるから、いろんなシチュエーションに合うんだよね。

主人公はジュード、ヒロインの名前はルーシー。

登場人物たちもちょっと癖があって、魅力的。女性が切なく歌うビートルズもいいね。

カップルで気負わずに観るのがよいように思います。

そして、やっぱりビートルズってすごいなあ、と思ってしまいました。

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